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日の出に行く世界遺産

日の出の時間帯の世界遺産今帰仁城

 友人の父親から、グランドキャニオンを観るのなら、日の出か、日の入りの時間帯にゆっくり観るようアドバイスを受けたことがある。
 その時間帯にグランドキャニオンに身を置くと、渓谷を目にしたときの感動が全く違うという。美しいであろうことは、想像するに易い。しかし、残念なことに、未だに、その時間帯にグランドキャニオンを訪ねたことはない。機会があれば訪れてみたいと今も思っている。

 グスク(琉球の城)の主である土地の有力者(支配者)は、古琉球当時、太陽の子(てだこ)と呼ばれていた。世界遺産に登録されたグスク群も一つ一つが太陽の子の居城址群である。昔日、この島に住む人々は、リーダーの姿に、太陽の輝きを重ね合わせた。

てだこ(王)を歌ったオモロ(沖縄の古謡)

  しよりおわるてだこ
  みかなしのてだこ
  もゝうらおそいちよわちへ
  世そうもりちよわちへ

 太陽の子の居城址を訪ねるのなら、日の出の時間帯とするのがぴったりとする。
 日の出を見るのは、元旦に初日の出だけという人も多いと思うが、世界遺産のグスクで、水平線や、山の稜線から、太陽が昇るのを見るのは、(狭義の)観光を超えた一つの『体験』といえるものである。

日の出前に訪ねる世界遺産ガイド

 世界遺産に登録されたグスクには、グスク内に信仰の対象である霊場がある場合もある。また、座喜味城跡などのように、住宅地に隣接したロケーションの場合もある。大きな音や声を出さないことは言うまでもないが、日の出前に、グスク、御嶽を訪ねる場合、その厳粛な雰囲気を自分達の行動によって乱さないように気をつけよう。

座喜味城跡 ざきみじょうあと日の出時グスク入場可能 map 沖縄本島 A-3

朝日を浴びる座喜味城

沖縄県読谷村字座喜味708‐4
TEL 098-958-3141(読谷村立歴史民俗資料館)
駐車場無料(座喜味城跡北側にある駐車場より、読谷村立歴史民俗資料館側駐車場の方が、グスクまでの遊歩道が整備されており、高齢者等の観光にはおすすめ。)
グスク観覧無料
首里のホテルからの所要時間(未明時):約50分(自動車、一般道利用)
未明時:グスク入場までに入場を規制するゲートなど無し

名築城家、護佐丸が15世紀に築いたグスク。このグスクのアーチ石門が現存する沖縄最古のものと見られている。よく整備され、完成されたグスク。読谷村立歴史民俗資料館側から、グスクに向かうと、石段、玉砂利の遊歩道、遊歩道両脇に植えられた松と、まるで神社にお参りするような雰囲気。グスク外周、建築物が何もない城壁内は芝生が植えてあり、現代建築などでも見られるそのグランドカバーが、構造物としてのグスクを引き立てている印象がある。琉球王国の文化、グスクの本来の姿とはかけ離れたものかもしれないが、バランスが良く落ち着いてしまう。グスク内からの眺望も、読谷村と海が一望でき良好。もしも、沖縄本島で一つだけグスクを観光するのなら、このグスクをおすすめする(上記のバランス…について、あなたと意見が異なる可能性がある。アンバランスと感じられるなら、それが正しい感覚であることも事実である。)。
日の出前に訪問する場合、郭内は芝生なので、そこに寝転がり、朝日を迎えるのも気持ちがいい。朝日は、山の稜線から昇る。

今帰仁城跡 なきじんじょうあと日の出時グスク入場可能 map 沖縄本島 B-1

朝日を浴びる今帰仁城

沖縄県国頭郡今帰仁村字今泊5101番地
TEL 0980-56-4400(今帰仁城管理事務所)
駐車場無料
観覧料 大人 400円 小中高生 300円
首里のホテルからの所要時間(未明時):約1時間40分(自動車、沖縄自動車道利用 沖縄IC〜許田IC)
未明時:グスク入場までに入場を規制するゲートなど無し

中山王 尚巴志(第一尚氏)による三山統一以前の(14〜15世紀前期、沖縄本島と一部離島は、中山、南山、北山の三山にそれぞれに王朝が存在し分割され支配されていた)、北山王の居城。別名『北山城』。世界遺産登録以前、古くから有料入場だったグスク。以前の展示説明方法は、「本土と同じく、沖縄にも殿様(戦国大名のような勢力)がいて、ここはその殿様のお城」といった説明内容で妙な俗っぽい雰囲気に溢れていた(本土からの観光客がイメージしやすいようにというサービス精神だったのであろう)が、最近では、上記のような無理な説明を廃し、アカデミックな雰囲気に変化してきている。無料でボランティアガイドによる説明を聞きながらグスク内を観光することも可能(平成19年8月上旬現在)と、ここのサービス精神は洗練されてきている。以前の俗な雰囲気は、「主郭(俗称本丸)」と書かれたグスク内の案内板などに残っている。
日の出前に訪問する場合、那覇からは、今帰仁までは距離が離れており時間がかかる。安全運転でくれぐれも事故に気をつけて欲しい。日の出前に到着できれば、グスク内で水平線から昇る朝日を見ることが出来る。
ところで、北山と同じく滅ぼされた南山王の居城、『南山城』跡(大部分が糸満市立高嶺小学校(沖縄県糸満市字大里1901番地 TEL 098-994-2310)敷地内)は、現在、グスクとして遺構をほぼ残していない。そのため、観光ガイドなどでは無視されることも多いが、かえってその状況が想像力を刺激してイイというグスク通もいる。

勝連城跡 かつれんじょうあと日の出時グスク入場可能 map 沖縄本島 B-3

朝日を浴びる勝連城

沖縄県うるま市勝連南風原3759
TEL 098-978-7373(勝連城跡休憩所)
駐車場無料
グスク観覧無料
首里のホテルからの所要時間(未明時):約50分(自動車、一般道利用)
未明時:グスク入場までに入場を規制するゲートなど無し

琉球王朝から妻を迎えながら、その妻に密告(裏切られ?)反逆者として非業の死を遂げた阿麻和利(あまわり)の居城として、また、その栄枯必衰の舞台としても有名なグスク。一の曲輪(グスク内の最高地点)からの360度の景色は、海と勝連半島が見えるもので沖縄本島のグスクからの眺望として1、2を争う素晴らしいものである。
反逆者の城として、以前は、うち捨てられた枯れた趣も魅力的だったが、最近では、修復が進みそんな趣は無くなってきている。三の曲輪の目前にあった以前の駐車場が使用できなくなるなど、今後もグスク全体の修復が進む模様。清潔なトイレを備えた無料の休憩場が完成するなど、観光客にとっては便利になってきている。
日の出前に訪問する場合、一の曲輪までの道のりは急な坂道、階段なので足元に注意。曲輪内は芝生なので、そこに寝転がり、朝日を迎えるのも気持ちがいい。太陽は、水平線から昇ってくる。

首里城跡 しゅりじょうあと日の出時グスク入場不可首里城公園サイトへ map 沖縄本島 A-4

夜明け前の首里城遊歩道

沖縄県那覇市首里金城町1-2 TEL 098-886-2020
駐車場有料(首里杜[すいむい]館地下駐車場2時間 310円(普通車))駐車場開場8:30〜
入館料 大人 800円 中人(高校生) 600円 小人(小中学生) 300円
有料区域は、(正殿・南殿・番所・書院・鎖之間・北殿・奉神門)とこれらに囲まれた区域
開園時間 歓会門、木曳門、久慶門 (無料区域)
4月〜6月 8:30〜20:00
7月〜9月 8:30〜21:00
10月〜11月 8:30〜20:00
12月〜3月 8:30〜19:00
有料区域開園時間は上記時間の30分後、閉園は30分前、最終入園は1時間前。
首里のホテルからの所要時間(未明時):約10分(自動車、一般道利用)
未明時:入場門閉門につき、グスク内入場不可

琉球王国の王城。先の大戦によって消失した正殿が、1992年に復元された。首里城正殿は一見の価値あり。
日の出前に訪問する場合、首里城内には入場できない。園比屋武御嶽石門前の道から、城壁に沿って首里城東側に歩いていくことが出来る遊歩道がある。遊歩道に沿ってイエロー系のライトが点灯している。遊歩道を歩いていくと左側に、朝日と首里城東側の街が一望できるベンチがある。

中城城跡 なかぐすくじょうあと日の出時グスク入場不可 map 沖縄本島 A-3

中城城跡アーチ

沖縄県北中城村字大城503 TEL 098-935-5719
駐車場無料
観覧料 大人 300円 中・高校生 200円 小学生 100円
観覧時間 8:30〜17:30(6月〜9月 18:30まで)
首里のホテルからの所要時間(未明時):約40分(自動車、一般道利用)
未明時:入場ゲート閉門につき、グスク内入場不可

名築城家、護佐丸の居城として有名。1853年来琉したペリーがその築城(石組み)技術を賞賛したエピソードが残る。現在も発掘、修復の続くグスク。今に伝わるエピソードに比べ、復元状態は、あまりかんばしくない印象がある。
日の出前に、訪ねても、ゲートが閉ざされており、グスク内に入場することは出来ない。

関連遺産群

斎場御嶽 せーふぁうたき観光目的の入場は疑問 map 沖縄本島 A-4

サングーイから望む久高島

沖縄県南城市知念字久手堅地内 TEL 098-949-1899
駐車場無料
南城市歴史学習体験施設 緑の館セーファ
9:00〜18:00 休・12/29〜1/3
緑の館・セーファ入館料※ 大人 200円 小人(小・中学生) 100円
※実質上の御嶽への入場料金
首里のホテルからの所要時間(未明時):約45分(自動車、一般道利用)
未明時:緑の館・セーファ横御嶽入場門開門につき、御嶽内入場可能

斎場御嶽は、琉球王国最高の聖地といわれている。ガイドによる解説を聞きながらの観光も可能(有料1000円、平成19年8月上旬現在)。御嶽入場には、緑の館セーファを通るように構造上誘導されており、本年7月より実質上、入場が有料化された。
日の出前に、訪れると緑の館セーファの横のゲートが開いている。しかし、これは信仰上、この時間帯に、ここを訪れる人のために開けられているものである。沖縄の信仰には、現在も知られざる様々な祭祀、礼法がある。観光目的で、日の出前に御嶽へ入場することは避けたい。

園比屋武御嶽石門 そのひゃんうたきいしもん日の出時観覧可能首里城公園サイトへ map 首里 C-2

園比屋武御嶽石門

首里城公園無料区域内
沖縄県那覇市首里金城町1-2 TEL 098-886-2020(首里城公園管理センター)
観覧無料
首里のホテルからの所要時間(未明時):約10分(自動車、一般道利用)
未明時:石門は一般道に隣接、観覧可能

国王が外出するときに安全祈願をした礼拝所。この石門単独で世界遺産に登録されているが、足を止める観光客は少ない。首里城正殿修復前、首里観光の目玉だった「守礼の門」の今も変らぬ人気とは対照的。
日の出前に、訪れることもできるし、一般道に隣接しているので24時間観覧可能。石門南東に位置する首里城と城壁が朝日を遮ること、一般道に隣接したロケーションで、日の出前独特の静寂が訪れないことなどの理由から、日の出前にたずねることが、おすすめの場所とは言えない。

玉陵 たまうどぅん日の出時敷地内入場不可 map 首里 B-2

玉陵

沖縄県那覇市首里金城町1-3 TEL 098-885-2861
駐車場無し(首里城公園駐車場を利用)
観覧時間 9:00〜18:00(入場締切 17:30)
観覧料 大人(16才以上)200円 小人(7〜15才) 100円
首里のホテルからの所要時間(未明時):約10分(自動車、一般道利用)
未明時:入場門閉門につき、玉陵敷地内入場不可

第二尚氏の王陵。三山を統一した尚巴志の父、尚思紹を祖とする第一尚氏は、1469年、一種のクーデターにより尚円王を祖とする第二尚氏にとってかわられた。 首里城に近いロケーションにありながら、玉陵自体に駐車場がない、首里城公園の駐車場からの一般的動線(首里杜館地下駐車場→守礼の門→首里城…)から離れているなどの理由から観光に訪れる旅人の姿は少ない。
 墓室を前にすると墓室と石壁によって外の建築物、構造物が目に入らない閉じた空間構成になっており、空と石造りの三つの墓室と白い玉砂利によって空間が完結している。自然の中の御嶽にも似た、厳粛な雰囲気に満ちている。朱に塗られた首里城正殿に対して強いコントラストをなしている。 葬祭施設ということからか、古代沖縄の美意識が残されていると感じることが出来る。一見の価値あり。
日の出前に訪問してもゲートは閉じており、入場できない。

識名園 しきなえん日の出時敷地内入場不可 map 首里 B-3

識名園

沖縄県那覇市字真地421-7 TEL 098-855-5936
駐車場無料
入園時間 4/1〜9/30 9:00〜17:30
     10/1〜3/31 9:00〜17:00
休・水曜日(祝日及び慰霊の日に当たるときは、翌日休)不定休
観覧料 大人 300円 小人(中学生以下) 100円
首里のホテルからの所要時間(未明時):約15分(自動車、一般道利用)
未明時:入場門閉門につき、敷地内入場不可

識名園は、1799年に造営された、外国の賓客をもてなすことや、王族の保養などを目的とした王家の別邸の庭園。池を中心とした回遊式庭園。琉球独自の庭園デザインを示すと言われるが、俯瞰して、庭園としての独自性を見出すことは難しい。
日の出前に訪問してもゲートは閉じている。

夜明け前座喜味城アーチ

日の出前
世界遺産グスク訪問ガイド

日の出の時間は、yahoo!天気情報などでチェックできます。日の出時間の40分前にはグスクに到着することをおすすめします。
グスクは「城」と漢字表記されるとおり、もともと防御を目的とした構造物です。
日の出40分前は、満月の場合でもグスク内は暗く、全く初めて訪ねたグスクの場合、転倒、転落などの危険があります。前日などの昼間に必ず一度訪れてグスク内の道順などを確認することを強くおすすめします。
グスクでは、現在も発掘、修復が続いています。以前に訪問したことがあるグスクの場合でも、必ず昼間に現況の確認を先にしましょう。

那覇 日の出時間 2007
国立天文台
7月〜9月10月〜12月

マークの意味

日の出時グスク入場可能
日の出時入場可能グスク

日の出時敷地内入場不可
日の出時敷地内入場不可

観光目的の入場は疑問
開門されており、物理的には入場可能であるが、観光を目的とした入場には疑問がある施設。

沖縄世界遺産マップ

※首里のホテルからの所要時間(未明時)は、平成19年8月上旬時点の法定速度で走行した実測時間です。信号、道路工事などの道路状況によってこの時間は前後します。
起床してすぐの運転は避け、安全運転を心がけましょう。

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