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熱海の文学 太宰治

太宰治
だざいおさむ 1909-1948 昭和期の小説家 本名 津島修治 青森県五所川原市(旧金木町)生まれ。

無頼派の代表的作家。代表作「人間失格」など。
一種の天才。彼を否定する者、特に作家は、妬みから否定の心情が生じているのではと疑われてしまう。芥川賞が欲しくて見苦しく振舞ったことすら自らを知っていた天才故の道化まじりと言ったら言い過ぎだろうか。
彼の筆力を知るためには、例えば、紀行として現在も高く評価される司馬遼太郎の街道を行くシリーズの「佐渡のみち」と太宰の「佐渡」を読み比べてみるのはどうだろうか。
熱海滞在中のツケが払えず迎えに行った友人の檀を人質として熱海に置き、金策のため東京に帰った太宰が5日戻らず、東京の井伏鱒二邸へ探しに来た檀に太宰がいった「待つ身が辛いかね、待たせる身が辛いかね」という言葉について、檀は「小説 太宰治」の中で
後日、「走れメロス」という太宰の傑れた作品を読んで、おそらく私達の熱海行が、少くもその重要な心情の発端になっていはしないかと考えた。あれを読む度に、文学に携わるはしくれの身の幸福を思うわけである。」と述べる。教科書にも載る「走れメロス」と、宿の払い、居酒屋の払い、遊女屋の立替金(前掲書)が払えなかった話しがつながるところは面白い。
悲劇の先にある喜劇を自らの人生でも演じた。

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