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日本の中の熱海の位置図 熱海市位置図

熱海市街情報

 十辺舎一九は、熱海を以下のように紹介する。
 伊豆権現(伊豆山神社)より4丁(約436メートル)ばかり行きて、熱海の温泉なり、これは海内無双の名湯にて、高位貴人の御方々御入湯あり、御本陣今井渡邊至て大家にて結構なり、其の他藤屋相模屋などといふ繁盛の宿屋あり湯の湧き出る所、本陣の前にありて、石垣高く積み上げたり…(「方言修行金草鞋第二十二編」 天保三(1832)年)
 江戸期、熱海は、「大湯」の源泉を「湯戸(ゆこ)」と呼ばれる近世を通じて最大27戸に限定されていた旅館が内湯として利用していた。大湯は、大名が湯治に訪れ(大名湯治)、江戸まで大湯の湯を運んで将軍に献上もされた(将軍湯)。
 明治期には、「湯戸」による旅館業の独占が崩れ、競争が生じ旅館が漸次増加するとともに、熱海御用邸が置かれ(明治21(1888)年)、皇族方の避寒地として高級感のある温泉地としての地位を不動にする。熱海御用邸は、現在の熱海市役所・文化会館の場所にあった。
 昭和9(1934) 年丹那トンネルの開通、熱海への東海道線乗り入れにより、熱海の大衆化は加速し、旅館内の巨大な内風呂(相模屋 千人風呂など)と大宴会の開ける大広間(つるや 400畳など)の二枚看板で、巨大施設を持つ旅館が、社員旅行などの団体旅行を集客するパターンが完成し、平成期まで熱海の繁栄を支え続けた。同時に昭和12(1937)年多賀村と、昭和32(1957)年田方郡網代町と合併し、南側に市域を広げていった。
 団体客の温泉地のイメージは、十辺舎一九の言う「高位貴人の御方々御入湯あり」というイメージを徐々に侵食し、熱海のブランド力を低下させた、ついに、熱海大衆化のトップランナー「つるや」旅館業廃業により、その大衆化にピリオドが打たれた。
 現在、「旅館の廃業」→「団塊世代向けマンション建設」というパターンが市内全域で進行している。団塊世代のリゾートマンションユーザーは、新幹線で東京まで1時間以内という交通の便の良さで熱海を評価するともに、熱海に対し「風光明媚」とのイメージを抱いており、眺望に問題が無い限りは、リゾートマンションは完売の状態が続いている。
 ただ、坂道と階段の多い熱海の街が高齢者にとって住みやすい街とは思えない。また、厳しい市の財政事情によって歩道の整備なども進んでいない。

行政区割

 熱海市は、静岡県に属する。静岡県は東西155キロに及ぶ横長の県で、熱海市は、その東端にあたり、神奈川県の湯河原市と接している。熱海市は、沼津市を中核都市とした静岡県東部エリアに伊豆半島とともに含まれている。熱海は、伊豆半島、特に東伊豆の入口として認知されており、東京の奥座敷としての地位は、より幽玄なイメージのある神奈川県箱根周辺に奪われた状態である。
 関東地方の観光客がメインターゲットであるにも関わらず、行政上、中部地方(岐阜県、静岡県、愛知県、三重県)に属していることも影響していると思われる。特に、県内の大きなエリアにまたがるイベントにおいて、熱海は一番端という地理的なハンディを負うことになってしまう(例えば、平成15(2003)年 静岡国体開催時など。)。
 静岡県全体としては、経済的に好調な名古屋圏に目が向きやすく、また、スズキをはじめとした県内製造業が立地する県庁所在地である静岡市より西側の地域に目が向きやすい状況となっている。平成21(2009)年3月開港予定の富士山静岡空港も静岡市の西側に建設(静岡県島田市、牧之原市)されている。富士山静岡空港が開港しても、熱海からは、羽田空港を利用した方(品川駅乗換え京浜急行利用)が時間的に有利な状況となりそうだ。

注 静岡県、静岡観光協会が作成の資料では、静岡県を、伊豆エリア、富士エリア、中部エリア、西部エリアの4分割をしている。

人口

静岡県人口は、3,798,113人で、熱海市の人口は、40,580人(平成19年11月1日現在)。

出典:

静岡県、熱海市推計人口:静岡県企画部 生活統計室

面積(平成18年10月1日現在)

静岡県 7,780.09平方キロ ※境界未定のため参考値

熱海市 61.56平方キロ

出典:

国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調

日本国内主要都市から熱海へのアクセス 

平成20年1月1日現在

  • 札幌
  • 航空機:1時間30分 1日片道 51便 JAL/ANA/JTA/SKY
    鉄道:1時間12分 羽田→京浜急行→品川→JR東海道新幹線→熱海
    計 2時間42分
  • 仙台
  • 新幹線 約2時間40分 はやて、こだま号利用 JR東日本/JR東海
  • 東京
  • 新幹線 38分 ひかり号利用 JR東海
  • 名古屋
  • 新幹線 1時間24分 ひかり号利用 JR東海
  • 大阪
  • 新幹線 2時間18分 ひかり号利用 JR東海
  • 松山
  • 航空機 1時間20分 片道 10便 JAL/ANA
    鉄道:1時間12分 羽田→京浜急行→品川→JR東海道新幹線→熱海
    計 2時間32分
  • 福岡
  • 航空機(福岡・北九州) 1時間40分 1日片道 60便 JAL/ANA/SKY/SFJ
    鉄道:1時間12分 羽田→京浜急行→品川→JR東海道新幹線→熱海
    計 2時間52分
  • 那覇
  • 航空機 2時間20分 1日片道 25便 JAL/ANA/JTA/SKY
    鉄道:1時間12分 羽田→京浜急行→品川→JR東海道新幹線→熱海
    計 3時間32分

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