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中津江村への道

大分県中津江村

 2002年、日本にやってきたワールドカップで見た最高のサッカーの試合は、カメルーンサッカー代表チームが、大分県の中津江村で行った練習試合だった。地元の高校生との親善試合で、選手の一人がマイクを持って笑いながらフランス語で試合の解説をし、最後には、シェファー監督まで試合に参加し、ゲラゲラ笑いながらドリブルをしていた。グランド全体には笑いが溢れていた。もしも、シェファー監督が笑いながらサッカーボールを抱えて逃げ出したならば、観客も含め全員で笑いながら追いかけっこを始める勢いだった。21世紀になって、ラグビー誕生の瞬間を再現するのではと思わせるほどの盛り上がりだった。
 この試合は、衛星生中継もされなかったし、試合全部がTV放送されたわけでもない。カメルーンチームの遅刻騒動というワイドショーネタのクライマックスを飾るエピソードとして、数分間テレビで流されたに過ぎない。この時点では、ワールドカップも、開会していなかったが、私にとっては、2002W杯最高の試合はこの練習試合だった。
 あれからもう6年、中津江村について、大分県にあることすら知らなかった。福岡空港から遠い、山村ということだけは遅刻騒動の報道でなんとなく覚えている程度だった。中津江村に出かけてみても、せいぜい、遅刻騒動の時のテレビ映像で見た数カ所を訪れて、鯛生金山の「レストランけやき」で『カメルーン弁当』を食べる程度かもしれない。辛口な人の中には、ロードサイドに建つ少々立派な中津江ホールを見て、中津江村のカメルーンナショナルチームキャンプ地誘致も無駄遣い行政の一環と感じるかもしれない。
 ただ、いまだに、あの試合を超えるサッカーの試合を見たことがない。

2002年 カメルーン代表チームの遅刻騒動

 カメルーン代表チームの当初の来日予定は2002(平成14)年5月18日だったが、選手による出場ボーナス増額要求交渉によって、日本への出発が遅れ、カメルーン航空のチャーター機がフランスのシャルル・ドゴール空港を飛び立ったのが22日午前8時30分(日本時間)だった。出発後も給油地のエチオピアとインドで予定より数時間ずつ遅れた上、カンボジアとベトナムの領空通過の許可を得ていないことが判明し、タイのバンコクで足止めとなり、代表チームの到着は更に遅れ、中津江村到着は24日の未明となった。この間、カメルーン代表チームの来日の遅れは逐一遅刻の理由も含めワイドショーやニュースで連日報道され、福岡空港到着時にはニュース速報が流された。24日未明の中津江村役場(現在の中津江振興局)前で行われた歓迎式典には、未明にも関わらず村の人口の10分の1を超える村民が集まり歓迎の小旗を振った。
 チームの到着前から今回の遅刻により村への滞在期間が短くなることを「約束違反」ととらえる大方の部外者の考え方に対し、当の中津江村の村民や坂本休(やすむ)村長(当時)は終始カメルーン代表チームに対して共感と気遣いを見せ、その鷹揚な姿勢は全国的に賞讃の的となった。チームにもそんな中津江村のフレンドリーな姿勢は伝わり、到着は5日間遅れたが、滞在は3日間延長された。
 この年の12月に発表された「現代用語の基礎知識」選、新語・流行語大賞には「W杯(中津江村)」が選ばれた。試合開催地でもなく、参加1チームのキャンプ地に過ぎない中津江村の名がカッコ内とはいえ流行語大賞となった。
 2005(平成17)年3月、中津江村は、日田市などの6市町村と合併し、行政区割としては大分県日田市の内の一地区となったが、地域名に「村」を付けても法的には問題がないことから、地域名として中津江村の名前は残された。

中津江村マップ

中津江村観光に役立つウェブサイト

鯛生スポーツセンター

大分県日田市中津江村大字合瀬1936-65 TEL 0973-56-5016

http://www.taiosc.org

鯛生金山

大分県日田市中津江村大字合瀬3750 TEL 0973-56-5316

http://www.nakatsue.com/taiogold/

日田市ホームページ

時刻表(日田市営バス「中津江線」)日田市ホームページ 時刻表(日田市営バス「中津江線」)へ

http://www.city.hita.oita.jp

日田バス

時刻表(日田バス「栃原線・小鹿田線」)PDF 新ページでリンク時刻表(日田バス「栃原線・小鹿田線」)PDFファイルへ

http://www.nishitetsu.ne.jp/hitabus/

ウルトラQ州 中津江村までのドライブ所要時間表

中津江村までの
ドライブ所要時間表

福岡から 約2時間30分
大分から 約2時間
熊本から 約90分
日田市から 約1時間
一般道 国道212号線経由国道442号線

カメルーン弁当

ヤッサプレ(鶏肉と香味野菜のレモン風味ソースかけライス)、お豆のスープ、サモサ(ひき肉と野菜の挟み揚げ)、大豆のコロッケ、にんじんサラダ、バナナのフリッターなど 840円

現在では、メニューには「思い出のカメルーン弁当」と書かれている。

中津江村の公共交通機関

日田市から
路線バス 日田バス
『栃原・小鹿田線』
所要時間約1時間で栃原団地バス停(1日5便、栃原団地→日田4便)。運賃 一般1090円。

中津江地区内
日田市営バス『中津江線』(1日片道6便)。運賃 一般50円 小学生・中学生・70歳以上高齢者等 30円。

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