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旅はイケているか?

イントロダクション

 ウルトラQ州(九州)という駄洒落を考えついた時に、テーマはクイズにしようと決めた。九州を旅することで問題が解けるというスタイル。ただ、自分自身で今までクイズの問題を作った事が無かった。直感的にクイズの問題は、答えが先にあって後から問題を考えることが常識に思えた。もしも、問題を先に考えた場合、いちいち答えを探すのは大変だし、誰一人その問題に答えを出していない可能性もある。答えはどこにも書かれておらず、自分で答えを探求する必要があったらあまりに効率が悪い。何週間、いや何年も時間をかけてやっと答えを見つけた問題を『早押しクイズ』に出す人はいない。解答者は、最後まで問題を聞いてもくれず、その上、お手つきをするかもしれない。クイズ番組の問題が概ね陳腐な理由がちょっと分った気がした。
 今回、直感に反して、問題を先に考える事にした。

第一問
 『旅はイケているか?』

 現在、日本の若者の旅行離れが言われている。旅行に関心が無い若者が増えていると言われている。当ウェブマガジンのテーマは、『旅のバリエーションルートの開拓と提案』で、『旅』がウェブマガジンのコアとなっている。
 少なくとも何十問も出題するつもりだったが、直感が当たり第一問の答えさえ出そうにもない。

 人は解らない事があると、経験の多少を問わず自分自身の経験から答えを出そうとする。まったく当てになりそうにないが、イケていない若者だった私自身は、10代の頃、全く旅行に興味が無かった。『旅はイケていない』と感じていた。旅行好きというのは、日常生活に満足していない人で、旅行という非日常で日頃の欲求不満を解消する人だと思っていた。その頃、20代のOLから旅行が趣味と聞くと日常に不満があるのかな?なんて思った。ちょうど、ちょっと前にテレビで流れていた、JCBの上滑りなコマーシャルみたいな感じ、そのCMでは「沈んだ」というセリフとともに、石になって海に沈んだOLが、ハワイに行ってクレジットカードで散財すると「イキイキ」する。このクレジットカードのCMほど極端ではないが同じ様なイメージを持っていた。素直に、もしも日常生活に不満があるのなら、その不満は、日常生活の中でしか解決しないと思っていた。

 いま考えてみれば、思春期の家族旅行を嫌った気持ちから脱しきれていなかっただけとも考えられるし、退屈な修学旅行の記憶も今より鮮明だっただろう。京都の神社仏閣に行って退屈と感じる若者に代わりに何を見せればイイのか?自分のことながら未だに分からない。あの頃の自分は、何も持っていなかった。何もモノはいらないと言って旅をする悟りきった若き世捨て人タイプでもなかった。
 一般的に言って、若者は、優遇されるべきだと思う。現状のスカイメイトより誰でも買える前売り割引の航空券の方が安く、青春18きっぷが名前に反してリタイア後の人々の悠々自適な旅行に組み合されるのを見ると違和感を感じる。年齢で人を差別しないことに関しては大いに好感は持てるが、『若さ』は本来持ち合わせていないだろう経済面に関して優遇されるべきだ。
 スカイメイトで空港のカウンターで空席を待つ若者は、どんな割引航空券より安く搭乗できるべきだし、JRは「リアル青春18きっぷ」を発売し、18歳だけとは言わないが、年齢制限は23歳ぐらいまでにして、乗車条件は厳しくしてとにかく現在の青春18きっぷよりさらに安くするか、料金は同じで新幹線の自由席にも乗れるようにすべきだと思う。

 旅行とは、自分と何かをつなげる作業だ。記憶の中の光景、本で読んだあの場所、写真、テレビで見た場所と自分をダイレクトにつなげる作業だ。自分と場所(その場所にある全て)をつなげるだけに、非常に個人的なことでもある。テレビ、新聞、雑誌などのマスメディアが強大な影響力を持っていた時代は、皆が同じ幻想を抱いていたこともあって人気の旅行先というのには偏りがあったかもしれない。
 浅いウェブ論を振りかざすまでもなく、拡大する個人の知的好奇心はネットワークの範疇を飛び出し、旅行をますます個人的な経験、観念と現実とをつなげる作業にしていくハズだ。旅行が非常に個人的な作業なだけに

 旅はイケているか?

の答えを九州での旅行で出すのはやはり難しそうだ。

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