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東京のいい街にはいちょうがあります 2

イントロダクション

 実は、ここで東京のいちょうの名所を案内するつもりは全く無い。
 『いちょう』があるからいい街ではなく。いい街だから『いちょう』があるという話しをしてみたい。

 新しく出来た、マンション、オフィスビル、大規模商業施設に行ってこんな感覚に襲われたことはないだろうか

 『季節感は、すべて作りもので味わい味わわされている。』

という感覚だ。秋ならば、オレンジ色のプラスチックの作りもののカボチャで、冬なら、LEDライトのイルミネーションで季節感を味わうことになる。別に、秋は、稲の黄金の実りで季節を味わわさせてくれと無理を言うつもりはない。ただ、植える木ぐらいは落葉樹にして欲しいという小さな希望を述べているだけだ。もちろん、落葉樹を植えれば、落ち葉を掃くためのコストが余分にかかる。だから、外国産の常緑樹を植えているのは分かっている。作りものの季節感だったら、予算の調整がきくということも分かる。その年の管理費の予算状態によって、イルミネーションの量を増やしたり、減らしたり加減ができることも理解した上で、その考え方が安っぽいと言っているのだ。
 街路樹についても同じようなことが言える。古い資料だが、街路樹の樹種の選定におよそ80%の割合で沿道区域の住民がかかわっているという(「街路樹・みんなでつくるまちの顔」1997 公職研)。もし、沿道に住む人々が、「落葉樹は落ち葉がごみになって、掃除しないと汚らしくなるのでイヤだ」、「季節感はテレビを見ることで間に合っています」といえば、多くの場合、常緑樹の街路樹ということに落ち着くことになる。あいにく正確な資料は、持ち合わせていないが、『落葉』という現象になんらかの価値を見出す人の住むところに、落葉樹の街路樹、いちょうの街路樹は植えられる。
 別にいちょうでなくとも、さらに言えば、街路樹でなくてもいい、知る限り、東京で落葉のシーズン一番美しいと感じるところは、駒沢オリンピック公園の近くのある私道だ。この道は、落葉シーズンにまったく落ち葉を掃かない。通常、庭に落葉樹があると、ご近所の手前もあって、落葉シーズンは、ほぼ毎日の落ち葉掃きというパターンに陥いることになると思うが、この私道では、10センチを超えるまで落ち葉が積もった状態になってもそのまま。本当にミルフィーユの状態になっている。
 掃除した後に、わざと落ち葉を散らしたという千利休の美意識を高く評価する向きも多いが、私は、この私道のミルフィーユ状態の方が、いろいろな意味で価値があるように感じている。
 もう一か所、そんな場所を知っていたのだが、今年の落葉を待たずに一軒家の玄関口にあった大木は切り倒されてしまった。落ち葉を掃かないという選択で近隣の理解を得るのはなかなか難しいようだ。
 最後に一つだけ、色づき落葉するいちょうの写真を撮るのもいいが、今年、いちょうの落ち葉を一枚拾って、本のしおりにしてみるのはどうだろうか、まったくの思いつきなので、そのまま本に挟んだら黄色い染みが本のページに付くような気もするが、その染みすら今年の冬の想い出にはならないだろうか。

神宮外苑 絵画館前
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